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いじめを相談できない心理とは?
3月 12th, 2009
いじめ自殺の報道を見るたびに、「なぜ相談しなかったんだろう」とか「なぜ親は気付いてあげられなかったんだろう」という疑問を抱いてしまいます。中には「死ぬくらいなら、一度は相談すればよかったのに」とか、「自殺するくらいなら、誰かに相談すればよかったのに」とおっしゃる方もいるでしょう。
しかし、いじめ問題、いじめを苦にした自殺を考えるときに「相談できない心理」というのはポイントになります。
子供同士の問題を大人の世界に持ち込みたくないという心理。親に告げ口したということで、いじめがひどくなってしまうという心配。こうした心理は大人でも、自分の過去を振り返ってみれば分かるかと思います。
自殺を深刻に考えている人は、子供に限らず大人でも、そのことを周りに知られまいと振舞う傾向があります。
いじめを悩んでいる子供は、その問題を「親に心配かけたくない」という心理が働いて相談することはありません。逆に元気に振舞うこともあります。
いじめを受けて辛くて苦しい状態にあっても、相談することは無く「親に迷惑をかけたくない」という心理が働いて我慢してしまうのです。ましてや学校や教師に相談するということは不可能に近いのです。それ故、いじめの自殺問題というのは、本人からの自主的な相談を待っているだけでは手遅れになってしまうことがほとんどなのです。
ではどうすればいいのでしょうか。
「死ぬほど困っているのに、誰にも相談できない」という心理が働いていることを理解し、被害者が発するサインを見逃さない努力をすることがいじめ自殺問題のとっかかりなのではないでしょうか。