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いじめ撲滅?
4月 29th, 2009
いじめ問題を考えるときに、「いじめ撲滅」や「いじめをなくそう」というスローガンが掲げられることがあります。
いじめは深刻な社会問題ですし、いじめを許すことは出来ません。
しかし、いじめを完全になくすことはできるでしょうか。
大人の世界でも「職場のいじめ」とかがなくならないのに、子供のいじめを完全になくすことなど机上の空論にすぎないのではないでしょうか。もちろん、将来的な目標として「いじめ撲滅」を掲げることは、崇高でいいことだと思います。
しかし、いじめ問題に取り組む場合には、現実として「いじめ」はあるものだという前提で取り組んでいくことが必要だと思います。
差別とか偏見とか、人間の根源的な部分とかかわって、「いじめ」は生じてくると思いますが、そうした差別や偏見をゼロにするということは現実的に不可能だと思います。少しネガティブになりますが、「いじめ」というのは、子供でも大人でも、集団の中では、容易に起きやすい現象として考える必要があるでしょう。。
スローガンとしては掲げても、現実問題としてはいじめの対策を充実させることに主眼を置くことが必要でしょう。
今いじめられている子供たちの対処をどうするかということ、いじめ自殺を防ぐことのほうが早急に対処しなければならない問題なのです。いじめを受けている子供を孤立させない、いじめの問題を相談できる環境を整える、子供とのコミュニケーションを図る体制作りといったことが大切だと思います。