自殺のこと


5月 20th, 2009

日本は自殺大国と言われるほど自殺の多い国です。
年間3万人以上の人が自ら死を選んでおり、ここ10年で30万人以上が自殺で亡くなっています。

なぜ「自殺」するのでしょうか。
いじめを苦にして、仕事に悩んで、育児に悩み育児ノイローゼとなって・・・理由は様々です。しかし、日本の自殺者数が欧米各国の2倍以上になっているのはなぜなのでしょうか。

理由はいくつか考えられますが、ひとつは自殺を容認する文化があると思います。
このことは武士の切腹など、死んで責任を取るという文化的背景が関係していると思います。現在でも、借金を苦にしてとか、事態の責任を取って自殺を選ぶ経営者など、「死によって責任を取る美学」という思想が日本人にはあるのかもしれません。

これはキリスト教やイスラム教の国ではありえません。
日本は仏教国ですが、仏教では、自殺は愚かなことだと教えられています。

以前にもご紹介しましたが、自殺を深刻に悩んでいる人は「周りの人に悟られたくない」という心理が働いて、家族や職場の人に相談しない、できないという状況になります。それ故、悩みや問題を一人で抱え込んでしまう状況になるのですが、そうしたときに宗教によって自殺を厳密に禁じられているかどうかが大きく作用します。

自殺を深刻に悩んでいる人の「相談したくない」という心理状態は、日頃からのコミュニケーションによって兆候を察知するしかありません。しかし、現代の日本ではそうした相談の出来る環境が少なくなっているというのも原因に挙げられるかもしれません。


Comments are closed.