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いじめがイヤで死んでも苦しみは解決されない
9月 30th, 2009
先日、ある中学生から、こんな相談を受けました。
「私は、今、学校で、いじめにあってます。もういやです。死にたいです。でも、周りは、死んじゃダメだと止めます。どうして死んだらいけないんですか」
死にたいくらい苦しいのに、それに耐えて、よく相談してきたな、と涙が出ました。相談してきてくれて、本当に良かった、と思いました。ときどき、「いじめられたくらいで死ぬな」と言う人があります。いじめられた“くらい”と言いますが、とんでもない。本人にとって、どれほどの苦しみなのか、わからないから、そんなことが言えるのでしょう。
でも、どんなに「つらいから死にたい」と相談を受けても、「なら、死んじゃえばいいよ」とは口が裂けても言えません。なぜなら、死んで最もつらい思いをするのは、親です。そして、親は、間違いなく自分を責めることになります。「どうしてこんなことになったのか……」「私があの子を助けてやれなかった……」その苦しみは一生続くことになります。死ぬことは、いじめから抜け出す最終手段でも何でもありません。自分も他人も不幸にする最悪の手段と言っていいでしょう。死ぬことによって、自分はいじめの苦しみから解放されるように思うのでしょうが、それは勝手な思い込みであって、死んだら楽になれる、という保障がどこにあるでしょう?どこにもないのです。いじめがイヤなら、学校に行かなくても大丈夫です。学校以外にも、安心して友達ができる居場所はあります。今の苦しみから逃れる方法はちゃんとあります。だから、身近な相談できる人に話をしてみましょう。