いじめを相談できない心理とは?
いじめ自殺の報道を見るたびに、「なぜ相談しなかったんだろう」とか「なぜ親は気付いてあげられなかったんだろう」という疑問を抱いてしまいます。中には「死ぬくらいなら、一度は相談すればよかったのに」とか、「自殺するくらいなら、誰かに相談すればよかったのに」とおっしゃる方もいるでしょう。
しかし、いじめ問題、いじめを苦にした自殺を考えるときに「相談できない心理」というのはポイントになります。
子供同士の問題を大人の世界に持ち込みたくないという心理。親に告げ口したということで、いじめがひどくなってしまうという心配。こうした心理は大人でも、自分の過去を振り返ってみれば分かるかと思います。
自殺を深刻に考えている人は、子供に限らず大人でも、そのことを周りに知られまいと振舞う傾向があります。
いじめを悩んでいる子供は、その問題を「親に心配かけたくない」という心理が働いて相談することはありません。逆に元気に振舞うこともあります。
いじめを受けて辛くて苦しい状態にあっても、相談することは無く「親に迷惑をかけたくない」という心理が働いて我慢してしまうのです。ましてや学校や教師に相談するということは不可能に近いのです。それ故、いじめの自殺問題というのは、本人からの自主的な相談を待っているだけでは手遅れになってしまうことがほとんどなのです。
ではどうすればいいのでしょうか。
「死ぬほど困っているのに、誰にも相談できない」という心理が働いていることを理解し、被害者が発するサインを見逃さない努力をすることがいじめ自殺問題のとっかかりなのではないでしょうか。
民間の相談窓口
いじめに悩んでいたら、必ず誰かに相談しましょう。
相談できるなら、教師でも親御さんでも構いません。まずは打ち明けること、相談することが大切です。絶対に一人で抱え込んではいけません。
しかし、学校の教師や親には相談できないと感じているなら、自分の住んでいる地域の公的機関(市役所など)のいじめ相談窓口に相談してみましょう。いじめ相談窓口は全国各地、自治体には必ずあります。誰にも相談せずに一人で抱え込むのは絶対に避けてください。
またこうしたいじめ相談に応じている相談窓口は、公的機関だけでなく民間や市民団体にもたくさんあります。
民間だからといって信用に欠けるということはありません。公的機関同様、秘密厳守で匿名での相談にも応じてくれます。
また民間のいじめ相談窓口の場合、いじめの相談者としっかりと向き合ってアドバイスをしてくれたり、じっくりと相談者の話を聞いてくれるところが多いようです。カウンセラーや精神科医のアドバイスやケアを提供してくれる窓口もあるようです。
こうしたいじめの相談窓口では、直接の対面、電話による相談に加えて最近ではメールによる相談を実施しているところもあるようですので、人に会いたくないという場合でも相談できるようになってきています。
とにかく、まずは誰かに相談することが大切です。相談して会話する中で、気持ちが落ち着くこともあるでしょうし、もしかしたら解決策が見つかるかもしれません。しかし相談したからといって、すぐに解決策がみつからない場合もあるかもしれません。でも相談しなければ何も始まりません。まずは相談窓口を探して、相談することから始めましょう。
方法, 相談 | コメントは受け付けていません。相談窓口
いじめを受けている本人、または親御さんはまず「相談」しましょう。
いじめ救済のための相談窓口は全国各地にあります。いじめをひとりで抱えこまないで、まずは気軽に相談してみましょう。いじめの問題に大きい小さいはありません。いじめを受けている本人が「いじめ」だと感じていることは、基本的に全て「いじめ」なのです。
「こんなこと相談して受け付けてもらえるだろうか」とか、「相談するのが恥ずかしい」などと思ってはいけません。
匿名でも相談に応じてくれる機関も多く、いじめ被害者の秘密重視が大原則ですので、子供本人でも安心して相談することができます。まずは相談することが大切なのです。
こうしたいじめ相談窓口には公的なものでも様々あり、いじめの悩みの相談をじっくり聞いてくれる、精神的なケアをしてくれる、必要に応じて専門的な調査を実施してくれる、学校や加害者との間に入ってくれるなど、いじめ問題に応じてイロイロなサポートをしてくれる相談窓口もあります。
しかし、相談に対して自分が思うような解決策を提示してくれない相談窓口もあるかもしれません。対応した相談員の問題意識がずれているケースや、思ったように自分の気持ちが伝わらないケースもあるかもしれません。
そんなときには別の相談窓口を探して見ましょう。相談窓口はいっぱいあります。市の相談窓口がダメなら、県の相談窓口があります。県もダメなら国だってありますし、民間の相談窓口だってあります。とにかく一人で問題を抱えずに相談することが大切なのです。
いじめ, 相談 | コメントは受け付けていません。現代のいじめ問題
いじめを苦にした子供が自殺したというニュースを見るたびに、親御さんの悲しみを想像するとやり切れないものがあります。
安心で安全な場所だと思っている学校に通っている子供が、自ら命を絶ってしまう・・・毎日顔を合わせていた筈なのに、気付いてやれなかったという悔やみきれない思い。
なぜ一番身近にいるはずの親や教師がいじめに気付かなかったのか、疑問を抱かざる負えません。
しかし、現代の「いじめ」は陰湿化、巧妙化、潜在化が進行していじめの実態が見えにくいのも事実かもしれません。
加えて思春期を迎えた子供は自尊心が高く、反抗期でもあるため親や家族、増してや教師にいじめを相談しない、または相談できない年頃なのも事実です。しかし、いじめの実態をいち早く察知し、発見・対処すること、いじめを受けている子供の心のケアを行うのは親と教師の責務です。
しかしながら、核家族化が進み、共働きも一般化している現代では、子供と過ごす時間が減っている現実があります。
更にいじめに対応する能力があまりあるとはいえない教師が増えている今、いじめの把握が遅れて、手遅れになってしまう事態が多いのも現状です。
いじめの実態を知るのが難しいといって、放っておくことはできません。
いじめ問題を解決する第一歩として、現代のいじめ問題の現状・実情を知ることが必要だと思います。当サイトでは現代のいじめ問題、いじめ体験を紹介することでいじめ問題の解決の糸口になれればと考えています。